2016年6月2日

ベンチの変わった表記(6)

イギリスでは、家族・友人が亡くなった後に、その方が愛した場所や縁のあった場所にベンチを寄贈することがあります。たいていは故人の名前・生年・没年のみが記されていますが、故人を偲ぶ言葉が添えられているものもあります。

・・・という書き出しでいつも始めるのですが、今回はぐっとシンプルなものを三つご紹介します。


「For Alan」


アランさんのベンチに座って眺めた景色です。


「FOR DAVE」


デーブさんのベンチからの眺めはこんな感じです。


「JOHN'S SEAT」


私はジョンさんのベンチから見える景色が気に入っています。

「For ~」は、この場合「~を記念して、~を偲んで」という意味合いなので、「私の名前は『~』じゃないけど、座っていいかしら」と心配する必要はありません(・・・あ、だれも心配していませんか)。

この記事の写真はすべて去年の6月下旬にヘイスティングス・カントリー・パーク自然保護区 (Hastings Country Park Nature Reserve) に出かけた時に撮ったものです。こうして見ていると、また夏の海を見に行きたくなってきました。

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