2012年3月12日

ウィールドウェイ その3(フォーキントン~バーウィック)

2012年3月10日(土)

「ウィールドウェイ (Wealdway) 」3日目は、フォーキントン (Folkington) からバーウィック (Berwick, 実際の発音は「ベリック」に近い) までの約4マイル(6.5km)を歩きました。


まずはポールゲート (Polegate) 駅から1時間弱歩いて、ルート上のフォーキントンへ。そこから1マイル(1.6km)歩くか歩かないかというあたりでお昼になったので、景色を楽しみながらサンドイッチ休憩。続いてウィルミントン (Wilmington) の村へと進んでいきます。


ウィルミントン名物(?)「ロング・マン (The Long Man of Wilmington) 」。身長70mの大男です。いつ、だれが、何の目的でここにこの像を彫ったのかは未だにわからず、作者はケルト人、古代ローマ人、バイキング、サクソン人、ウィルミントン修道院の修道士など諸説あるようです。残っている資料でいちばん古いのは1710年のスケッチ。1781年のスケッチでは顔が描かれていましたが、1807年までにはそれがなくなりました。元々は地面に彫られていた像ですが、19世紀半ばには輪郭がぼやけて見えなくなってきていたため、1874年に白い煉瓦に変え、さらに1969年にコンクリートブロックに変えたそうです。


ウィルミントンの聖マリア&聖ペテロ教会にあるセイヨウイチイ(ヨーロッパイチイ)の木は、何と樹齢1,600年と判定されています。最初に教会が建てられた約900年前には、すでに樹齢700年だったということですね。


季節は春。ウィルミントンからバーウィック(ベリック)に向かう途中、双子の子羊を見かけました。まだ人間を怖がらないほど幼くて、私がカメラを構えると物珍しそうにこちらを見ていました。


アーリントン貯水池 (Arlington Reservoir) 近くではシェトランドポニー (Shetland pony) を見かけました。人懐こいのか、歩いている私たちの方によく近づいてきました。

あまり距離は歩きませんでしたが、帰りの交通機関の都合で、ここから近いバーウィック(ベリック)駅へ。駅にウォーカーらしき男性の姿があったので、聞いてみると、この日同じウィールドウェイをイーストボーン (Eastbourne) から歩いてきたとのこと。私たちが3日間に分けて歩いた距離を、この男性は1日で歩いたわけです。やっぱり私たちはのんびりペースですね。

ルートでは、ここで丘陵地のサウス・ダウンズ (South Downs) を離れ、続いてロー・ウィールド (Low Weald) と呼ばれる地方へ入っていきます。

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2 件のコメント:

  1. ふたごのヒツジ、かわいすぎです!!

    900年前の人も見ていたのと同じ木を21世紀の私たちも今見られるなんて、なんだか感動しますね。建物とかじゃなくて「生き物」ですもんね~!!

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    1. イチイの木、神々しささえ感じました。つっかい棒や鎖で支えられているんですが、もっともっと長生きしてほしいですね。

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