2011年1月23日

アイデン → ピースマーシュ → ライ

2011年1月22日(土)

ときどきパラパラと小雨が降って肌寒い日でしたが、ライ (Rye) 駅前から10分弱バスに乗ってアイデン (Iden) まで行き、そこからピースマーシュ (Peasmarsh) を経由してライまで6マイルほど(約10km)歩きました。


大学時代、英語の授業で読んだイギリス小説に「thatched」という単語が出てきたときに、辞書を引いて「わらぶき(屋根)の」という訳語を確認しましたが、どんな家なのかイメージできませんでした。今イギリスで暮らしていて、こんな家を見かけると、そのときのことを思い出します。

歩き始めてすぐ、りんご畑を抜けました。剪定された枝が落ちていて裸の木が並んでいる中を歩いていると、余計に寒さを感じるような気がしました。


馬に乗った人たちに遇いました。「こんにちは」とあいさつを交わしたものの、正面から「写真を撮らせてください」とお願いする勇気がなくて、すれ違ってから後ろ姿をこっそり(すみません!)撮った小心者の私です。


ピースマーシュで見かけたオースト・ハウス (oast house) です。昔はビール作りに使われるホップを乾燥させるための建物でしたが、現在はこうして住居になっています。


ウサギ狩り (ferreting) をしているところを通りかかりました。地面にたくさん開いているウサギ穴に網をかぶせて、フェレット (ferret :イタチ科の飼育動物) を穴に入れてウサギを追い出させ、ウサギが出てきたところを捕まえるという方法だそうです。


You Tube で見つけた動画。ウサギの首の骨を折ったり、内臓を取り出したりするシーンもありますので、気になる方はご覧にならないほうがいいかもしれません。


ライの町が見えてきました。このあたりは、夫の少年時代の遊び場だったそうです。「こんなだだっ広いところで何をして遊んでたの?」と尋ねると、「うーん・・・歩いてた」との答え。さぞ歩きがいがあったことと思います。近所の神社の参道で遊んでいた私とはスケール(?)が違います。

ライには3時半ごろに到着しましたが、天気も悪いし何より寒いので、まっすぐ家に帰ってホットチョコレートで温まりました。

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