2010年6月21日

スタイル


日本のウォーキングでは見かけなくて、イギリスではウォーキング中よく出合うのが、スタイル (stile) です。辞書には「踏越し段」という訳語が出ていて、「人だけ通して家畜を通さないように牧場などの垣・へいなどに設けた階段・踏み台」という説明があります。

歩行者としては、ゲート (gate) の方が通りやすくてありがたいのですが、農場を通っているフットパス (footpath) にはよくこのスタイルが設置されていて、牛や羊のすぐ側を歩けるようになっています。

スタイルの作りは様々ですが、中にはずいぶん高さのあるものがあって、越えるのに苦労することがあります。私は、自分の足の長さとほぼ同じ高さのスタイルを跨いで越えようとしたときに足がつりかけたという格好悪い経験があります。


グループで歩くときには、全員がスタイルを越えるのに時間がかかりますが、それを待っているあいだに一息つけるという利点(?)もあります。

2 件のコメント:

  1. 今まで数多くこの柵ごえをしてますが、名前がstileであるということは初めて知りました。勉強になります。
    足がつりそうになるってなんだか分かります、私は日本人の女性の中では背が高い方なのですが、夫の母がイギリスに来た時に「これはイギリス人の身長にあわせて作られてるから不便だわ」とぼやいていたのを思い出しました。

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  2. >hiroexさん
    イギリスでウォーキングを始めたばかりのころは、なんだかスタイルが
    物珍しくておもしろがっていたのですが、今は越えるたびに「よっ!」
    「ほっ!」「よいしょっ!」と気合を入れなければならなくなりました。

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